こんにちは、心理学の国家資格を持つnachiです。
「心理学ってなんでこんなにたくさんの資格があるんだろう?」、「結局、どの資格がいいの?」と思う人は多いと思います。それもそのはず、心理学っぽい資格は100個以上あります(2021年7月現在)。
そんな心理学関連の資格を、現役心理士が学習目的によって分類しました。
この記事を読むと、心理学を学ぶ目標がはっきりし、どこに向かっていけばいいのかがわかります。
100種類以上の心理学の資格からおすすめ資格13選
2021年7月15日現在、Wilipediaによると、日本に存在する心理学関連資格はざっと数えて、100種類以上存在ます。(「日本の心理学に関する資格一覧」)
こんなに多いのですから、これから心理学を学ぼうとする人は、どれを選択したらいいのかわかりません。今回は、「心理学を学びたい」目的別に、興味がある状態の人から現役対人援助職の人にまで、おすすめできる資格をまとめました。
自己理解、成長したい
現状より生きやすく、自分の性格や選択に納得のいく行動をしていくための資格です。
成長には、自分を理解することと行動することがセットで必要です。
キャリアアップしたい
ここでいうキャリアアップとは、自身の行う業務において、人事や人的資源のマネジメント、人材育成などを適切に行うためのキャリアアップです。
自身が、他者を指導したり、サポートしたりすることが求められる人向けの資格。
対人援助職のスキルアップ
教師や福祉職などの人が、より幅広く、また、自身の専門性を高めて援助するための資格。
カウンセラーとして働きたい
カウンセラーといったとき、多くの人が思い浮かべるであろう、病院、クリニック、学校、保健所、精神保健福祉センター、鑑別所などで働くカウンセラーは、以下の資格です。
今でこそ募集は少ないですが、上記のような施設でのカウンセリングは、特に公認心理師は今後はメジャーになってくるでしょう。
上記5つのカウンセリング資格については、【就職に役立つ】現役カウンセラーが選ぶおすすめのカウンセラー資格5選にまとめています。
カウンセラーのスキルアップ
どれも資格取得が簡単というわけではありませんが、学会入会の敷居の低いものをまとめました。
つまり、もともと対人援助職であることや、臨床経験が2~5年以上あることが学会入会の条件であったり、資格取得の条件となっていたりするものは省きました。
逆に言うと、学習する意欲があれば、確実に身になっていくものばかり集めました。リンクをいくつか貼っておいたので、関心のある人はどうぞ。資格取得ページに飛びます。
資格が100個以上ある理由
様々な資格を上げましたが、では、なぜそんなにも心理学関連の資格が多いのでしょうか。
100以上ある資格の中で、60以上が「○○カウンセラー」という名称の民間資格です。
それだけ、心理学関連資格のメジャーどころは、「カウンセリング」であるといえるでしょう。
実は、先に挙げた、「臨床心理士」の第一号が誕生したのが、1988年です。
詳細は省きますが、民間資格でありながら、スクールカウンセラーとして「心理職専門家」と指定され、受験には大学院修士課程の修了が必須であるなど、心理学関連資格の中で最も専門性が担保されている資格であるといえます。
しかし、民間資格であることや資格化した目的、また、各種団体との兼ね合い等から、「心理的なカウンセリングには、必ず臨床心理士資格が必要である」という規定はありません。
誰でも、簡単に、「カウンセリング」が行えるからこそ、そこに専門性を持たせようとする資格、成長を促す資格も多く必要になったのだと私は思います。
資格取得はスタートライン
とはいえ、どんな資格も取得することは目標になりますが、ゴールではありません。
資格取得のさいに得た知識を使って、自身の目的達成を目指しましょう。
今回はここまで。
おわり。
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