心理学とは何か【レポートの目次案・キーワードあり】

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この記事を書いたのは・・・
nachi

国立大学院の臨床心理学専攻を卒業し、現在臨床心理士、公認心理師の資格をとり、クリニックや学校で勤務中。
精神科病院、クリニックにおける経験を5年以上。
スクールカウンセリング経験あり。
最近ブログ学習中。

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はじめまして、nachiです。

まだまだWordPressに関しても勉強不足で、投稿もおぼつかないですが、長い目で見てくださるとうれしいです。今回初投稿なのですが、なかなかニッチなテーマにしました。

学習項目自慢じゃないですが、私が心理学科の学生の頃、成績はAが多かったです。レポート提出数も多かったので、そこで鍛えられたのかもしれませんが、コツはたぶん、「何を求められているかを最初から最後まで意識すること」だと思います。
この記事は、「大学生で心理学の授業を何らかの形で選択した人」にむけて書きます。

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「心理学とは何か」【レポートの目次案・キーワードあり】

心理学とは、シンプルに言えば、「目に見えない感情や考え方(普段私たちが『心』と呼ぶ部分)と目に見える『行動』を、科学的な手法を用いて明らかにしようとする学問」です。
→ここを説明するだけでも長くなりそうなので、レポートを書きたいわけではなく「つまりどゆこと?」「心理学に興味があり」という方は別記事にします。

「学問 とは」についてレポートを書くとき、学問は歴史的な観点から対象や方法が広がったり進展したりすることがよくあるので、それを前提としてネットや本で調べだすのがいいでしょう。ともあれ、目次は以下のようになるのがベターだと思います。

①心理学の定義
②研究方法
③現在の心理学的展望、わかったこと要約、自分の関心

小分けにして述べていきますね。

心理学の定義

ここで書くのは、心理学という学問の定義とその研究対象についてです。

つまり、他の学問ではなく、「心理学」という学問は何をどうするものなのかを書いてあげる必要があります。定義はそれらしい本からコピペでOKです。対象は上記の通りなので、それらしい言葉で、本から引用しつつ膨らませて書いてあげればOKでしょう。

ここで注意点が1つ。
調べるとわかるのですが、心理学の対象は広く、「心理学史」という学問としての歴史に大きくかかわっています。これが、レポートを書くときにドツボにはまるところで、「歴史が膨大すぎてまとまりきらないよ!」ということになりがちです。そのため、求められているレポートの長さに応じて、心理学の各分野について、いつごろ、どんな背景で、この分野が研究対象になってきたのか、をここで記述しておくと良いと思います。
長いレポートが求められていたり、研究方法とセットでうまい具合に書いてある本と出合えれば、章を分けて、各分野について記述してあげるのもOKです。

入れるべきキーワードは、以下の通り:
哲学 実験心理学  構成主義・要素主義 精神物理学 ゲシュタルト心理学 行動主義 精神分析学 知能テスト 精神病理学 認知心理学 ・・・

この章では、レポート全体に関する内容でも、定義について書いている部分のため、多少重複して記述しても大丈夫。レポート全体の趣旨から外れていなければいいんです。

研究方法

この章で書くのは、心理学という学問がとる、「科学的な手法」とはなんぞやです。大きく分けて2つあります。統計学(という他の学問)を用いた量的研究と、ある事例や地域、物事について研究する質的研究です。レポートで書かなければならないのは、これら二つの共通点と相違点です。

コツは以下の通り。
受けている授業のレポートを出している教授がどちらの手法を好んで研究で用いているのか、は意識して、まとめるといいです。理由は1つ、今調べておくと後が楽だから。

大学の教授は各々によって研究テーマがあり、そのテーマ以上に授業を抱えていることがほとんどです。専門科目ならまだしも、教養科目での講義のために自分の得意分野でないことを教える人はまずいません。つまりどういうことかというと、量的研究を好む教授は授業で量的研究を扱うし、フィールドワークやグランテッドセオリー法(質的研究やデータ分析の手法の1つ)を自身の研究で好む人はそれを前提として授業するんです。

なにはともあれ、今調べてておくと、あとで出されるレポートを書くときに調べる必要がなかったり、使える本がわかったりするので、一石二鳥です。

研究方法については、教養科目でのレポートなら、サラッとでOKです。「へぇ~、心理学って案外数字で考えるんだな」くらいの認識でいいです。一方で、専門科目なら、どんな手法はどんな分野を研究するのに用いるのか、とか、どんな分野はどんな方法で研究されてきたのか、とか、知っておくといいとは思います。

現在の心理学的展望、わかったこと要約、自分の関心

ここでは、レポートの要約や、レポートを書く目的について簡単に書きます。2~3段落くらいで書けばOKです。

大学で求められるレポートの種類は大きく2つ


大学で出されるレポートは大きく分けて、2種類です。

1つは、大まかな範囲の予習や考えや興味の限定を目的にしたもの。これは、事前課題的に出されることが多いです。(担当教授がめんどくさいだけの場合もありますが)。

もう1つは、理解度の把握のために行われるもので、簡単に言うとテストのかわりです。これは、ある程度の正解が用意されており、「ちゃんと」目を通されるものになります。

そのうえで、「心理学とは何か」というレポート課題が出されるのは、ほぼほぼ最初の授業の時だと思います。なぜなら、予習の意味や、これから学習する内容がどのあたりのことなのかを知ってほしくて出されたレポートだから。これが最後に出されるとなれば、専門科目の最後の最後の課題といっても過言ではないかもしれませんが…。まあ、前者なら長々と頭を抱えて書く必要はありません。

さあ、あとはレポートの書式にあてはめて、文字数に応じてPCをたたくだけ!

表紙、要約、目次、本文…と書いていくだけです。レポートは、奇抜さやわかりやすい面白さは必要ありません。期限内に適正範囲内で、適切な提出をすることが最優先です。

最後に…参考文献をちゃんと書こう
・実は減点対象となることも
・書き方や「書く」ということをテンプレしておいたほうがラク

おわりです。最後まで読んでくれてありがとうございました。

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