【就職に役立つ】現役カウンセラーが選ぶおすすめのカウンセラー資格5選

カウンセラーになりたい人向け
この記事を書いたのは・・・
nachi

国立大学院の臨床心理学専攻を卒業し、現在臨床心理士、公認心理師の資格をとり、クリニックや学校で勤務中。
精神科病院、クリニックにおける経験を5年以上。
スクールカウンセリング経験あり。
最近ブログ学習中。

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こんにちは、臨床心理士で公認心理師のnachiです。

○○カウンセラーってたくさんあるけど、なにがどう違うの?

美容スタッフもカウンセラーなの?

と、不思議に思ったことがありませんか。また、

自称カウンセラーも多いって聞くけど・・・

現代社会では、心の健康が以前にも増して重要視されています。ストレス社会とも言われるこの時代において、カウンセラーは多くの人々にとって心の支えとなり得る職業です。

今回は、上記のような疑問に答えつつ、これからカウンセラーになりたい人に向けて、現役カウンセラーとして現場で働くnachiがおすすめする、「就職に役立つ」カウンセラー資格を5つ紹介します。

「カウンセラーになりたい」わけではなく、「心理学を学びたい」「そのためのおすすめの資格が知りたい」という方は100以上の心理学資格からプロがおすすめする資格13選をご覧ください。

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おすすめ資格5選

公認心理師

公認心理師は、2017年に創設された比較的新しい国家資格です。心理学の専門家として、医療、福祉、教育などの分野で活躍することができます。

公認心理師になるためには、大学院での修士課程を修了し、必要な実務経験を積む必要があります。この資格は、心理学の専門性を国が認めた証であり、信頼性が非常に高いです。

臨床心理士

臨床心理士は、民間資格ながらも、その認知度と実績は非常に高いものがあります。特に、病院や学校、福祉施設などでの心理カウンセリングに関わる仕事を目指す方には欠かせない資格と言えるでしょう。

臨床心理士になるためには、指定された大学院の修士課程を修了し、一定の実務経験を積む必要があります。

前述の通り、「公認心理師」という国家資格が最近できたこともあり、それまでは、病院や学校といった、よく思い浮かべるカウンセリング場面のカウンセラーは、ほぼ臨床心理士が担ってきたといえます。

学校心理士

学校心理士は、教育現場での心理的支援を行うための資格です。子どもたちの心の問題に対応するだけでなく、教師や保護者へのアドバイスも行います。

この資格を持つことで、学校でのカウンセラーとしての道が開けます。

主に、学校の先生で、教育指導や相談担当を担う先生方が専門性を広げるために取得することが多いです。

発達臨床心理士

臨床発達心理士は、発達障害や学習障害、不登校など、子どもたちの発達に関わる問題を専門とする資格です。この資格を持つことで、子どもたちの健やかな成長を支援する専門家として活躍することができます。

適応指導教室や発達支援センターなどで支援業務を行う人で、専門性の向上を目指して取得されることが多いです。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、職業生活における悩みやキャリア形成に関する専門的なアドバイスを行う資格です。国家資格であり、就職支援や転職支援など、幅広い分野での活躍が期待されています。

産業分野のカウンセラーであり、こころの不調以外にも企業内外に精通する必要があります。

公認心理師同様、ひとつの資格だけで専門性を発揮できます。

その他の心理系資格は?

上記にあげた心理系資格は、「就職に役立つ」という視点から紹介しましたが、これら以外にも心理系の資格は多数存在します。

あげればきりがありませんが、○○心理カウンセラー、メンタル○○カウンセラーなど、毎年多くの資格が誕生しているようです。

それらの資格を取得しても意味がないとはいいませんが、その資格をとってカウンセラーとして病院、学校などで働けるか、といえば決してそうではありません。

なぜなら、心理の専門家以外の人から見た「専門知識がある人」というのは私があげたような資格を持つ人を指すからです。

これは、上記以外の心理系資格を求人サイトに入力して検索すればわかります。○○カウンセラーの求人は0とはいいませんが、限りなく少ないはずです。

ちなみに、美容カウンセラーや結婚相談カウンセラーなどは資格名ではなく、各企業において「美容や結婚について相談を受けるスタッフですよ」ということを意味しています。

オンラインでカウンセリングルームを開くからいいもん!本当に?

たしかに、様々なカウンセラー資格があり、人の相談にのるというカウンセリングの性質上、心理系資格は業務独占ではありません。

しかし、カウンセラーにとって専門的な知識同様、実務経験はとても大事です。

本当にクライエントや患者に実益のあるカウンセラーになろうと思うのならば、カウンセラーとして就職して経験を積むことは必要だと私は思います。

さいごに

今回あげた資格は、それぞれに特色があり、どのような場所で、どんな支援がしたいのか、目指すキャリアによって選ぶべき資格が異なります。

各資格の取得方法については、別途記載しますね。

自分の興味や将来のビジョンに合わせて、最適な資格を選び、心理カウンセラーとしての第一歩を踏み出しましょう。

このブログが、カウンセラーを目指す方々にとっての参考になれば幸いです。

 

おわり。

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