【効果・内容・料金…】カウンセリングとは?【怖いなら受ける価値あり】

カウンセリングを受けたい人向け
この記事を書いたのは・・・
nachi

国立大学院の臨床心理学専攻を卒業し、現在臨床心理士、公認心理師の資格をとり、クリニックや学校で勤務中。
精神科病院、クリニックにおける経験を5年以上。
スクールカウンセリング経験あり。
最近ブログ学習中。

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こんにちは、臨床心理士で公認心理師のnachiです。

ところで、みなさんは「カウンセリング」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?

どんなことするの?

怖いんだけど・・・

そう、わからないことは不安なものです。

根ほり葉ほりきかれるんじゃないの?

効果あるの?

そんな風に思うのも無理はありません。

今回は、カウンセリングというものの概要とカウンセリング初体験の方への心構えをまとめました。

「自分がカウンセリングを受けるとしたら」と想像しながら、目を通していってくださいね。

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カウンセリングとは?

カウンセリングという言葉の意味

まず、カウンセリングとは、専門の知識や技術を持つ人(カウンセラー)と、困りごとのある人(相談者、クライエント)とが、困りごとについて共有し、解決のために行う話し合いやサポートのことです。

日本では、「カウンセリング」という言葉は、美容や法律などの分野でも使われています。

広い意味では相談して援助すること全てのことで、狭い意味では心理的な相談、援助のことをさしています。

広い意味では、「美容カウンセラー」「キャリアカウンセラー」「スピリチュアルカウンセラー」…たくさんあります。

狭い意味では、特に、「心理相談」「心理療法(精神療法)」ともいわれます。

ここでnachiのいう「カウンセリング」は、狭い意味でのカウンセリング、つまり、「心理的な相談」を指しています。

カウンセリングを行う目的

カウンセリングで使用する道具や方法は様々ですが、その目的は「今をよりよくすること」です。

私たちは様々な悩みやストレスを抱えながら、毎日を送っています。

時には、それによって心身のバランスを崩したり、日常生活がままならなくなったりします。

カウンセリングは、そのような「今」を改善するのに役にたちます。

カウンセリングの内容・行われること

カウンセリングは、基本的に言葉でのやり取りが基本です。

時には、心理検査やおもちゃ、紙やペンを使うこともあります。

30~50分間の時間があなたのために用意され、個人情報はもちろん、その時間の中で話されたことや行われたことは、口外されることはありません。

臨床心理士や公認心理師は、守秘義務があり、違反すると資格の剥奪や罰金などがあります。

あなたの悩みや困りごとを中心に、「カウンセリングでどんなことを目指したいか」を含め、相談することができます。

カウンセリングの効果・でできること

カウンセリングの効果として、よくあげられるのは、

・ストレスや悩みごと、それに対する自分の気持ちの整理
・自分のくせや性格の理解
・自分や他人との付き合い方を身に着ける
・自己受容の促進

などです。

以下、カウンセリングの効果として、体験談を載せております。

家事や仕事、自分のこと、すべてに疲れ果て、なにも考えられなくなってしまった。
毎日、自分はなんてダメな人間なんだと思い、自分を責めてばかりで、もうどうしたらいいかわからない。
そんな中、医師にすすめられて、「すこしでも自分の今の状態を改善できるなら」とカウンセリングを希望した。
カウンセリングするうち、自分が今やらなければならないことはなにかがわかるようになり、他人との線引きができるようになった。
自分を責めるよりも、必要ならば反省ができるようになった。
今は「サーフィンをしているように」毎日を送っている。※終結したカウンセリングであり、本人と所属機関の許可を取っています。

効果は人それぞれです。

しかし、「今をよりよくする」方向を目指していることは変わりありません。

カウンセリングでかわらないこと


逆にカウンセリングで変わらないのは、自分以外の全てです。

具体的には、カウンセリングを受けても意味がない?! ~効果のある人と期間教えます~に記載していますので、興味のある方はどうぞ。

カウンセリングの料金

料金は、カウンセリングを受ける場所や背景によって多少変わってきます。

カウンセリングは基本的に自己負担

一般的なカウンセリングの料金は、だいたい6,000~10,000円で、基本的に全額自己負担です。

以前は、対面で行うカウンセリングが主流で、高いところだと1回のカウンセリングで15,000円を超える場合もありました。

コロナ禍を経て、オンラインでのカウンセリングやメッセージでのカウンセリングなど形式も多様化し、料金は安くなったように思います。

保険適用になるのは

また、心療内科や精神科などの医療機関が提供しているカウンセリングに、保険適用になる場合もあります。

それは医師による診察の場合で、だいたい1000~1700円(3割負担)です

しかし、内科や皮膚科などの他科にかかったことのある人なら経験している通り、医師による診察は時間的に大変短いものです。

そのため、医療機関では、公認心理師や臨床心理士などのカウンセラーによるカウンセリングや精神保健福祉士、看護師による面談を実施しているところも多いです。

そのようなカウンセリングや面談は、その病院やクリニックが定めた料金体系で行われています

メンタルヘルス事業としてのカウンセリング

最近では、福利厚生の一環として、従業員は無料でカウンセリングを受けることのできる職場も増えてきています。

気になる方は、ご自身の事業所の事務に問い合わせてみるといいでしょう。

「カウンセリング、受けるのが怖い…」そう思ったら勝ちな理由

カウンセリングを受けようかと考えた時、迷うのが普通です。

それは、「どこにしようか」「どんな資格を持っている人がいいんだろうか」などの他に、「何をどこまで話せばいいんだろう」「解決するんだろうか」という疑問や不安、また、「知られるのが怖い」「恥ずかしい」という気持ちもあるからです。

そもそも、知らないことは不安なものだし、知らない人に胸の内を打ち明けるのは勇気のいることです。

そのスタートラインに立っているあなたは、自分の行動を自分で考え、決定する力があります。

カウンセリングを受けるこころの準備ができているといえるでしょう。

初めてのカウンセリングで話すこと【きっかけを話せばOK】

とはいえ、「初めて」が怖いことに変わりはありません。
当たり前です。

では、最初に何を話せばいいのか。

それは、「あなたがカウンセリングを受けようと思ったきっかけ」です。

「ネガティブな自分を変えたくて」
「なんでも長続きしないのはなぜか知りたくて」
など、あなたがカウンセリングを受けようかと考えるようになった出来事から話せばOKです。

人間最初さえ話せてしまえば、そのあとは会話を続けるのは案外簡単なものです。

ましてや、カウンセラーは話をきくプロですので、あなたが話しやすいように配慮して会話します。

関心のある方は1度検討してみてはどうでしょうか。

おわり。

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